誕生石

誕生石「白金堂」さんより借用しました。
1月の誕生石 -ガーネット-
1月の誕生石のガーネットは一般的には濃(赤)色の”アルマンディン”のことで、その色から”ざくろ石”とも呼ばれています。ガーネットには他にも多くの色調があり、ルビー、エメラルド、ヒスイ、シトリンなどに類似したものがあります。多彩で、安定した性質を持つガーネットは宝石としての魅力を十分にえたこから注目すべき宝石といえるでしょう
2月の誕生石 -アメジスト-
日本名は『紫水晶』のアメジスト。かつてその紫色は特定階級だけに許された禁色であり、高貴なイメージがあります。聖徳太子が冠の色で位を定めた”冠位十二階”の制度の最上位の色でもあり、西欧においてはクレオパトラ軍の船団の帆に用いられ、中国ではラストエンペラーの天子の宮殿が「紫禁城」と命名されるなど、様々に登場します。知性を磨き、枕の下に入れて眠ると不眠症を治癒すると言われ、誠実、平和の象徴として多くの方に愛され続けている宝石です。
3月の誕生石 -アクアマリン-
アクアマリンは常に人気のある宝石として多くの女性に愛好されています。その人気の秘密は、透明度が高く、清潔感、すがすがしさを演出し、装い方次第で、大人っぽくコーディネート出来るからのようです。”アクア”はラテン語で「水」、マリンは「海」。海水の青色が語源となっているアクアマリンは、透明でキラキラした輝きは身につけた人にやすらぎと、穏やかさを与えてくれることでしょう。
4月の誕生石 -ダイヤモンド-
宝石に興味のない方でもダイヤモンドは知っています。完璧なもの、優雅にしてゴージャスなものの代名詞としてもお馴染みです。古くは、「宝物としては言うに及ばず、人間の財産の中でも最も貴重なもの」と考えられていました。たった1カラットのダイヤモンドを取り出すために、4トントラック約1台分の岩石が必要ということからも、その稀少性の高さがうかがえます。今日、婚約指輪といえば『ダイヤモンド』。女性を魅了する美しさはまさに永遠です。
5月の誕生石 -エメラルド-
エメラルドは多くの方に好まれ、愛されている宝石の一つです。日本では昔から新緑の季節、緑の黒髪といった表現からも、緑色に深い意味を持たせています。エジプトの王女クレオパトラがこよなく愛した宝石としても有名で、クレオパトラは自らの名前をつけた鉱山に多くの奴隷を送り採掘させ、彼女の宝石箱にはこぼれるほどのエメラルドが入っていたといわれています。『緑色』という言葉を名前の由来に持つエメラルドは新緑の5月にふさわしい宝石といえるでしょう。
6月の誕生石 -真 珠-
真珠は他の宝石のような鉱物ではなく貝が作り出す宝石。昔は、一番高価な宝といえば真珠でした。宝石鉱物は研磨しなければその美しさは発揮されないが、真珠はそのままで既に美しく、値打ちがあったからです。真珠ほど伝説や物語に多く登場する宝石はないでしょう。6月の花嫁を飾り、健康、長寿の意味を込めて、この月の誕生石になっております。
7月の誕生石 -ルビー-
ルビーと言えば、誰もが知っている赤色の宝石。その赤色から血や情熱を思い起こさせ、毒薬やコレラから守り、嫉妬や愛への疑念を払うお守りとされてきました。太陽のシンボルカラーとも考えられ、各国で7月の誕生石に挙げられています。年配者の中には赤は派手と決め付けている方が多いようですが、ルビーの赤色は以外に生き生きとした美しい装いを演出してくれます。その意味では、本当は年配の方ほどおすすめしたい宝石といえるでしょう。
8月の誕生石 -ペリドット-
プレゼントや初めてのジュエリーに誕生石を選ばれる方は結構多いと思いますが、8月の誕生石のペリドットは五大宝石にも含まれない少しマイナーな宝石と思われがちです。ペリドットは世界各国で”イブニングエメラルド”の別名を持ち多くの方に愛され、古くは神の国の城壁を飾る宝石として聖書にも登場しています。ペリドットは裏切りを防ぎ、人間係を改善する働きがあると信じられてきました。
9月の誕生石 -サファイア-
サファイアはラテン語の青色が語源で、古くは青色のすべての宝石の呼び名でもあったようです。聖書の中にも、神聖さ、信仰の証し、誠実さや貞節を表わす形容詞として使われています。そのため、哲学者、聖人の石とも言われ、司教が信仰の守り手であることを示すために指輪にセットしました。神聖にして、精神の再生をもたらすと信じられ、その宝石をはめた手で信者に触れることにより、誠実、徳望、慈愛を与え、病を癒し人々を悩みから救う神の力を与える石とされてきました。
10月の誕生石 -オパール-
「虹の宝石」「妖しい宝石」と呼ばれるオパールの語源は、古代インドの言語であるサンスクリット語で”石”を意味する単語「ウパラ」。なぜ古代の人は石にわざわざ”石”という。名前をつけて呼んだのでしょうか?オパールの美しさは、そのファンタスティックな独特の虹色の効果があります。その色が石の内部で遊んでいるように見えるため「PLAY OF COLOR」(遊色効果)と呼ばれ、まるで石が生きているようにさえ感じられます。きっと古代の人はこの美しい”石”を見て「これは生き物ではない、石なのだ!」と確認したかったのではないでしょうか。
11月の誕生石 -トパーズ-
クールで都会的、冷め過ぎずナイーブな調。日本名で黄玉石が表わすとおり黄色系がで、歴史的にも色調に意味が込められてきまた。類似石のシトリン(黄水晶)とともに「太陽の色の宝石」と呼ばれており、身につけていると、太陽の恵みであるビタミンCを生むともいわれ?、友愛、希望の象徴として11月の誕生石とせれています。代表的なシェリー酒の色に例えられる黄色以外にも男性にもフィットするマニッシュ感覚のブルー、赤身お帯びたピンク色などがあり、人気のある宝石の一つです。
12月の誕生石 -トルコ石-
自然界には青色が少ないと言われます。その青は比較的鉱物の世界に集中していますが、中でも特に珍しい色合いがトルコ石のライトブルーです。このインパクトの強い色調は、民族調のイメージでエキゾチックな装いを効果的に演出してくれます。このような色合いこそがトルコ石のような不透明石の価値とも言えるでしょう。トルコ石は面白いことに、名前の由来である「トルコ」からは産出しません。昔のペルシャ(現在のイラン)やシナイ半島(エジプト)から産出したものをトルコ経由でヨーロッパに持ち込んだことからその名前がつきました。その後は、遠い東方の国、オリエントからやってきた不思議な変わった石として珍重されることになります。